【家庭用ゲームで行なう筋トレ】果たして筋トレをゲームで行なって効果はあるのだろうか?
2017/09/23
筋トレを行なうツールにはダンベルやマシンのみならず、ゲームで出来るものもあります。家庭用のゲーム機で引き締まった体型を手に入れようという目的のものですが、果たして本当にゲームをしながらで筋肉を付けていくことが出来るのでしょうか?このページではゲームが実際の筋トレと同じような効果が期待できるのかを見ていきます。
運動系ゲームにはどんなものがあるのか
代表的な運動系ゲームと言えば、Wii fit(ウィー・フィット)ではないでしょうか?おそらく誰もがテレビCMで見たことがあるかと思います。このWii fitにはさまざまな種類のゲームがあり1回のプレイでは数分で出来てしまうほど手軽なものです。ゲームなので楽しみながら体を動かせ、気がついたら30分も1時間も時間が経っているほど良いトレーニングになるのです。
このWii fitは実際私もやったことがありますが、友達と複数人でやればいい汗を流すことができるし、大勢でやればワイワイと盛り上がることができます。そういった事から楽しみながら運動不足を解消するにはもってこいと言えるでしょう。しかし筋トレになるかと言えば微妙なところではないでしょうか。筋トレの目的によって変わりますが、筋肉を付けてガリガリ体型を卒業するといった目的ならばしっかりとしたリアルな筋力トレーニングは必要となります。
このWii fit以外にも今はスマホアプリが普及していて、多くの筋トレアプリが出回っていてゲーム感覚を取り入れてトレーニングができます。回数をカウントしてくれたり、トレーニングフォームの確認ができたりとまるでバーチャルなパーソナルトレーナーを付けているかのようです。こういったツールを利用すれば筋トレが楽しく、便利にできることでしょう。
番外編という事でYouTubeをはじめとする動画サイトも筋トレの役に立ちます。ゲームではないのですが動画のいいところは生身の人間が実際にトレーニングしている光景を目にすることができるところです。トレーニング解説だけではわからない、呼吸の仕方や、実際のスピード感などがどんなものなのかを目で見て勉強できるのです。なのでゲームというよりは動画教材の様な存在と言えるでしょう。
ゲームをしながら筋トレ効果は期待できるのか
先ほど紹介したWii fitは筋トレ効果はあるのかという所なのですが、Wii fitはどちらかというと有酸素運動の効果の方が大きいです。少ない負荷で長めに運動ができるプログラムが多く、汗をたくさんかけるし体力増進は期待できるでしょう。種目によっては50~100回できたりするものもあります。
実際にWii fitにどんな種目があるかというと、ヨガから始まりボクシングエクササイズ、ダンス、フラフープなんてのもあります。筋トレ種目はというとプッシュアップ(上半身の筋トレ)やランジ(下半身の筋トレ)、ジャックナイフというのもあります。ジャックナイフとは四つん這いの状態から素早く立ち上がり、また四つん這いに戻る動作をできるだけスピーディーに継続するというサーキットトレーニングです。非常に脂肪燃焼効果の高いトレーニングです。
このようにWii fitはダイエット目的なら非常に有効なトレーニングになるでしょう。しかし筋肉を増量してボディメイクしたいという目的には別種類の強度が必要です。筋肉を肥大させていくには8-12回で限界が来る、短期間で力を使い切るような強い負荷でなくては効果を期待できません。
50回以上できてしまう動作というのは筋肉を大きくしていくには不十分で、持久力アップや有酸素運動の効果を得るためのものです。貧相ではない見た目を得るには筋肉を大きくすることは必要不可欠なのですね。
ちなみに少し話がそれますが、Wii fitではなく普通のゲームをしながらの「ながら筋トレ」はボディメイクにはお勧めしません。よく主婦が料理をしながらつま先立ちをしたり、お尻を締めながらやったりといったものがありますね。ボディメイクはターゲットの筋肉をしっかり意識する必要があるので、ながら作業だと1ヶ所への集中力が低くなります。なので筋トレする時は筋トレだけに集中できる環境をしっかり確保しましょう。
自宅での筋トレの基本を抑えよう
ゲームが趣味の方は普段家にいることが多いでしょうから、ジム通いをするよりも自宅でトレーニングをする方が良いかもしれませんね。何事も基本無くして成果を得ることはできません、ということで自宅筋トレの基本を押さえてからトレーニングをしていきましょう。
まず筋トレ自体は毎日行う必要はありません、これは自宅であろうとジムであろうと一緒です。特に同じターゲットは2日続けてトレーニングしないように気を付けましょう。トレーニングで筋肉は傷つきその後に起こる超回復によって筋肉が大きくなっていくためです。連日のトレーニングで超回復を妨げないように気をつけましょう。詳しくは超回復の記事で確認してみてください。
1回のトレーニング時間は30分でOKです。なぜなら自宅で出来る筋トレ種目はそこまでレパートリーが多くないのと、力強い“見た目”を手に入れる目的なら数か所の筋肉を鍛えるだけで充分効果を狙えるからです。初めのうちは鍛えたいターゲットを1つだけ選びそこを鍛えていけるトレーニングを選んで実施していくのです。
初めのうちは自重トレーニングでいいです。自重トレーニングとは自分の体重を負荷に行なう筋トレのことです。初めのうちは自重で充分な負荷なのでけっこうキツく感じると思います。慣れてきて物足りなくなってきたらその時にダンベルなどを買って負荷を増やすやり方がいいと思います。具体的にはどんなトレーニングがあるのでしょう。
胸と二の腕を大きくしたり引き締めたいならプッシュアップ、太ももとお尻に筋トレ効果を出していくならスクワットがいいでしょう。プッシュアップは胸をメインターゲットにすることで体の厚みを作る効果があり、肩周りや腕周りを力強い見た目にしてくれます。スクワットは太ももをメインターゲットにすることにより疲れづらい足腰とお尻を引き締めてヒップアップ効果を得ることができます。
持久力などはWii fitなどのゲーム機でも鍛えれますので、筋肉を付けたいターゲットの筋肥大トレーニングとゲームでの基礎体力作りを行う。そうすればゲームも楽しみながらトレーニングをしていけます。このように上手くWii fitと連携をしていきましょう。
【ゲームで筋トレ効果を得る】まとめ
□自宅ではゲーム機やスマホアプリ、動画サイトなどを筋トレに利用することが出来る
□ゲーム機を使った筋トレはダイエットや筋持久力を向上したりや健康増進には向いているが、筋肥大やボディメイクには向かない
□自宅でのボディメイクは自重トレーニングからはじめて、慣れてきたら道具を取り入れる
□筋トレは連日やらずに、鍛えたいターゲットを明確にして行なう
ゲーム機で行なう筋トレは体力増進やストレス発散になり友達、家族とのコミュニケーションにもなって一石三鳥になると言えます。ですが筋肥大をしてボディメイクすることである程度の魅せる身体になるトレーニング目的であった場合、それに合った筋トレメニューを組まなければいけません。たとえ真剣にゲームの筋トレに取り組んでも筋肉質な体はなかなか作れず目的地まで遠回りになりますので、皆さんがどういう体型になりたいのかを明確にしてプランを組んでからトレーニングを行ないましょう。